足場なしの屋根工事は違法？
2024.09.09 (Mon) 更新
みなさん、こんにちは(^^)/
静岡県浜松市の屋根リフォーム・屋根工事・雨漏り専門店の名倉ルーフです！
屋根工事や外壁工事をする際に必要となる
「足場工事」
ひと昔前は足場を組まずに工事をする業者も
いたそうですが、最近ではほぼ見かけません
工事をする建物が高さ2メートル以上の場合、
足場を組まずに工事をすることは違法の可能性があります
屋根工事の足場に関する法令としては、以下に関係しています
労働安全衛生規則
(作業床の設置等)
第 ５ １ ８ 条 事 業 者 は 、 高 さ が ２ メ ー ト ル 以 上 の 箇 所 （ 作 業 床 の 端 、 開 口 部
等 を 除 く 。 ） で 作 業 を 行 う 場 合 に お い て 墜 落 に よ り 労 働 者 に 危 険 を 及 ぼ
す お そ れ の あ る と き は 、 足 場 を 組 み 立 て る 等 の 方 法 に よ り 作 業 床 を 設 け
な け れ ば な ら な い 。
２ 事 業 者 は 、 前 項 の 規 定 に よ り 作 業 床 を 設 け る こ と が 困 難 な と き は 、 防
網 を 張 り 、 労 働 者 に 安 全 帯 を 使 用 さ せ る 等 墜 落 に よ る 労 働 者 の 危 険 を 防
止 す る た め の 措 置 を 講 じ な け れ ば な ら な い 。
屋根工事で求められる足場の基準として
「作業を安全に行うための十分な広さ及び強度があるもの」
との定義があります
「屋根勾配が6寸を超える場合に屋根足場の設置」
こちらも推奨されています
足場なしの工事が違法にならない条件は
・高さ2メートル未満の屋根工事
・陸屋根や屋上などの平らな屋根工事
・ハシゴや脚立が使える屋根工事
が挙げられます
例えば1階屋根の軒先などは脚立に板を入れて
簡易な作業床を設けることで足場がなくても
作業をすることができます
私たち屋根業者から言わせていただくと
・作業の安全・品質の確保
・ご近所への配慮
などの理由から違法でなくても
足場を組むことをお勧めしています
違法にならない条件に挙げた
“陸屋根や屋上の工事をする場合”も
職人がお客様の家の中に入ることで
汚してしまう可能性や常に在宅してもらうなど
ご不便をおかけすることになってしまうため
昇降足場だけでも組むようにしています
足場工事が必要不可欠ということは
お分かりいただけたかと思います
ですが、それでもお客様からすると
「足場工事代を抑えたい」「少しでも安くしたい」と
思ってしまうことでしょう
屋根工事の足場費用を抑えるために必要なことは
①外壁工事や雨樋工事など他の工事を同時に行う
②部分修理の場合、部分足場が組めるか相談する
屋根工事と外壁など他の工事を別の時期に行うと
その度に足場工事代がかかってしまいます
工事をまとめて行うことで足場工事代を節約できます
工事をする箇所が一部分だけの場合、
Ｌ字やコの字で足場を組めることもあります(建物による)
職人さんの安全や工事の品質確保のために
とても大切な足場工事
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