これからの時代の選択肢②「古い住宅は壊す」から「長く大切に住む」へ｜現場ブログ｜名倉ルーフ

これからの時代の選択肢②「古い住宅は壊す」から「長く大切に住む」へ

2024.09.17 (Tue) 更新

みなさん、こんにちは(^^)/

先日は「持ち家に長く住むためには屋根のメンテナンスが重要」という記事をご紹介しましたが、今回はさらに、日本の住宅に対する意識や、中古住宅の推進についてお話ししたいと思います。

みなさんは、日本の住宅の平均使用年数をご存じでしょうか？国土交通省によると、その平均は「約30年」だそうです。これを他国と比較すると、日本の短さが際立ちます。例えば、イギリスでは約77年、アメリカでは約55年が平均です。なぜこれほど差があるのでしょうか？

大きな要因として挙げられるのが、日本独特の「新築信仰」です。多くの日本人は、住宅を購入する際に「新築が一番良い」と考えがちです。そのため、まだ使える住宅が取り壊され、新しい建物が次々に建てられてしまうのです。

加えて、日本は地震や災害が多く、伝統的に木造建築が主流であることも影響しています。日本では「住宅はいつか壊れるもの」という意識が根底にあり、古いものに価値を見出す文化があまり定着していません。一方で、欧米では「古いものには価値がある」という考え方が根付いており、住宅も手入れをして長く使い続けるものと捉えられています。

「もったいない」という精神がある日本人にとって、住宅に関しては新築信仰が根強いのは、興味深い現象ですね。

しかし、最近では日本でも中古住宅の人気が高まってきています。住みたい地域にこだわりがある方や、費用を抑えて住宅を購入したい方にとっては、中古住宅のメリットが増えてきました。リフォーム技術の進化により、中古住宅でもおしゃれで快適な空間に生まれ変わる楽しみがあります。このように、中古住宅市場が活気を帯びるにつれ、日本でも「住宅を長く使う」という意識が広がりつつあるのではないでしょうか。

住宅を長持ちさせると、住居費の軽減や住宅が資産として価値を持つこと、環境への負荷が軽減されるなど、よいことがたくさんあります。

国土交通省の「長持ち住宅の手引き」には、住宅を長く使うためのポイントが詳しく記載されています。その中で特に重要なのは、定期的な点検や補修、リフォームを計画的に行い、住宅の価値を維持・向上させることです。（参考資料：国土交通省「長持ち住宅の手引き」より）

どんなものでも、適切なメンテナンスをすれば長持ちし、きれいに使い続けることができます。住宅も例外ではありません。将来的に住み替えを検討している場合でも、屋根や水回りなど、最低限の手入れを行うことで売却もスムーズに進みます。

なんといっても、住宅を長持ちさせる重要ポイントは屋根です。

屋根は雨や風、紫外線のダメージを一番受ける箇所です。屋根のメンテナンスは住宅全体の耐久性を高めることにつながります。しかし、高い場所にあるため、自分の目で確かめるのは難しく、ヒビ割れ、破損、劣化に気づくのが遅れることもあります。屋根の天気メンテナンス、工事は、ぜひ専門の屋根業者にお任せください。

私たちは浜松市内で30年、地元密着型の屋根専門店です。工事が終わった後のアフターフォロー、保証も欠かしません。「名倉ルーフさん、うちの屋根を見に来てください。」とお声かけいただければすぐにお伺いします。屋根のお困りごとは名倉ルーフにお気軽にご相談ください。