屋根材が飛んだ時の賠償は？　屋根の定期メンテナンスでご近所トラブルを防ぐ｜現場ブログ｜名倉ルーフ

屋根材が飛んだ時の賠償は？　屋根の定期メンテナンスでご近所トラブルを防ぐ

スタッフブログ

2024.09.24 (Tue) 更新

みなさん、こんにちは(^^)/

静岡県浜松市の屋根リフォーム・屋根工事・雨漏り専門店の名倉ルーフです！

我が家はシンボルツリーとしてシマトネリコを植えています。家のリビング前に目隠しを作り、揺れる葉っぱが見ていて癒しを与えてくれる存在です。

しかし、その成長の早さゆえに隣家の敷地に枝が入り込むことがあり、定期的な剪定をしていますが、これがなかなか大変です💦

放っておけばご近所トラブルに発展するリスクも高まります。歳を重ねるごとに、自分で剪定作業を行うのが難しくなってくるため、早めに専門業者に頼んで太い枝だけでも伐採してもらおうと思っています。

実は、この「隣家への影響」という問題は、屋根においても同じことが言えます。

例えば台風や強風の際、屋根材が飛んで隣家や周囲に被害を及ぼす可能性があります。実際に私の知人は、台風の際に隣家の屋根材が車に飛んできて、車の屋根に傷がついた経験があると言っていました。

このような被害が発生した場合、隣家に損害賠償を請求できるのかと思うかもしれませんが、原則として自然災害が原因の場合、隣家に賠償責任は発生しません。災害による被害は予測不可能であり、基本的には誰にも責任を問うことができません。（ただし、火災保険が適用されるケースもあります。）

しかし、状況によっては賠償責任が発生する場合もあります。それは、以前から屋根の劣化があり、屋根材が落ちる可能性があった場合です。このような場合、被害を受けた側が賠償請求できる可能性があります。日頃から、「時々屋根材が落ちていた」「いつかこうなると思っていた」と隣家が感じていた場合はなおさら請求する可能性が高くなるかもしれません。

そもそも屋根材が隣家に飛ばなくても、経年劣化をそのままにしておくことは自分の家や車、家族に被害を与えることも考えられます。また、たとえ保険などで賠償金を補填できたとしても、ご近所とそういったトラブルになってしまうのは、大変残念なことです

このようなリスクを回避し、ご近所トラブルを未然に防ぐためにも、定期的な屋根のメンテナンスや、必要な修理を適切なタイミングで行うことが非常に重要です。特に、経年劣化が進んでいる場合は、プロに点検してもらうことで、安心して住み続けることができます。ご自身やご近所の安全を守るために、早めのメンテナンスをぜひご検討ください。

↓我が家のメンテナンス前の屋根です。一部、屋根材の破損が確認できます。（写真中央部分）おそらくこの破損部分はどこかに落下したのでしょう。幸いにも人や物に被害はありませんでしたが、改めて定期メンテナンスは重要だと感じました。