第2回:「自分だけは騙されない」という落とし穴
2025.03.28 (Fri) 更新
みなさん、こんにちは(^^)/
前回更新の「まさか自分が・・・」実際に浜松で起こったリフォームトラブルの第2回目です。
被害に遭った女性は、「自分はしっかりしているから大丈夫」と思っていたそうです。しかし、業者の手口は巧妙で、誰もが被害者になり得るのです。今回のケースでは、「近所でやっている会社だから安心」と思い込んでしまったことが落とし穴でした。
悪質業者は、不安を煽るような言葉を使い、
「このままだと雨漏りする」
「今すぐ工事しないと大変なことになる」
と焦らせます。さらに、契約書には難しい専門用語を並べ、本来とは異なる内容の契約を結ばせる場合もあります。トラブルが起こった後に「契約書に書いてありますよ」と言われてしまえば、裁判でも不利になることが多いのが現実です。
では、どうすればこのような被害を防げるのでしょうか?
広告を出している会社=安心とは限らない
テレビCMに芸能人が出演しているリフォーム会社や、大きな広告を出している会社は、つい安心してしまいがちです。しかし、実際にはそうとは限りません。
今回の事例でも、広告や看板をよく見かける会社だったため、「有名な会社だから大丈夫」と思い込んでしまったとのこと。しかし、悪質なリフォーム会社の中には、広告費に多額の資金を投じ、信用を得ることで高額な契約を結ばせるケースもあります。
広告や知名度だけで判断するのではなく、会社の実績や評判をしっかり調べることが大切です。特に、口コミや地元の評判は重要な判断材料になります。
どうしたら防げるか? まずは「屋根にのぼらせない!」
悪質業者による被害を防ぐために、最も大切なことは 「屋根にのぼらせない」こと です。
「点検しますよ」と言われて許可してしまうと、
☑ わざと屋根を破損させられるケース
☑ 「大変な状態でした」と嘘をつかれるケース
が発生する可能性があります。
まずは、信頼できる業者かどうかを確認し、安易に屋根にのぼらせないことが重要です。また、家の修理については、家族に相談する習慣をつけることも大切です。
「騙されたなんて言ったら怒られる」と思わず、小さなことでも話せる環境を作ることが、防犯対策にもつながります。
(第3回に続く)