古代遺跡の屋根は?
2025.09.18 (Thu) 更新
みなさん、こんにちは(^^)/
静岡県浜松市・磐田市 屋根リフォーム・雨漏り・防災専門店の名倉ルーフです!
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。
今回はちょっと趣向を変えて、古代遺跡に想いを馳せましょう。
「昔の建物はどんな屋根をしていたのだろう?」
「古代遺跡には屋根があったのか?」
といった疑問を持ったことはありませんか?
普段の暮らしで屋根のことを考えると、どうしても「修理」「雨漏り防止」など実用面が中心になります。
しかし、歴史をひも解いてみると、屋根にはロマンが詰まっていることが分かります。
今日は古代遺跡を題材にしながら、古代人と屋根の深いつながりを考えてみましょう。
歴史好きの方にも楽しんでいただければと思います。ぜひ最後までご覧ください!
古代遺跡と屋根のロマン
古代遺跡を訪れると、石で造られた柱や壁は残されているのに、屋根が存在した痕跡はほとんど見当たりません。
これは「屋根は木や草といった有機物で作られていた」ため、数千年の時を経て完全に消えてしまったからです。
例えば日本でも、古墳時代の住居跡は地面の柱穴や土器は残っていても、茅葺き屋根の実物は一つも残っていません。
これは、屋根がなかったのではなく「残らなかっただけ」なのです。
考えてみれば、現代の瓦屋根やスレート屋根も、数十年もすれば修理や葺き替えが必要になります。
屋根は人の暮らしに寄り添いながら常に補修を繰り返す存在だと実感します。
古代の人々も同じように、屋根を修復しながら生活を営んでいたのかもしれませんね。
ストーンサークルに屋根があった?
イギリスのストーンヘンジは紀元前2500年ごろに造られたとされ、巨大な石が円形に並ぶことで知られています。
現在の姿は「屋根のない石の遺構」ですが、実は「当時は屋根があったのではないか」という説もあります。
研究者の中には「石の柱に木材を渡し、その上に草や皮を重ねて屋根を架けていた」と考える人がいます。
もしそうであれば、ストーンヘンジはただの野外の祭祀場ではなく、
雨風をしのぐ建築物としての役割を持っていたことになります。
私はストーンヘンジを初めて見たとき、「もしここに屋根があったなら、どんな空間だったのだろう」と想像しました。
柱と柱を結ぶ梁、その上に広がる天井を思い浮かべると、
まるで古代の人々と同じ屋根の下にいるような感覚になります。
そして思うのです。数千年前も今も、人は屋根に守られて暮らしているということを。
最古の神殿?ギョベクリ・テぺの謎
次にご紹介するのは、トルコ南東部で発掘された「ギョベクリ・テぺ」です。
イギリスのストーンヘンジはあまりにも有名ですが、このトルコの遺跡も注目されています。
紀元前1万年頃(今から約12000年前)に建てられた、世界最古の神殿ではないかと言われている遺跡です。
遺跡には女神や動物神のような巨石彫像物も残されていますが、なかでも注目すべきは
高さ5メートルを超えるT字型の石柱が環状に並び、柱には動物の彫刻が施されているものが多数あることです。
この遺跡でもやはり屋根の痕跡はありません。
しかし、考古学者の中には「木材や骨を利用して屋根が架けられていた」と考える人もいます。
石柱の配置や間隔は、梁を支えるのに適しているからです。
私はギョベクリ・テぺを見学した時、吹きさらしの石柱の間に天井を想像しました。
もし屋根があったとしたら、どんな素材で屋根を葺いていたんだろう?
その下でどんな祈りや儀式が行われていたのだろう? と考えると胸が高鳴ります。
屋根があるかないかで、遺跡の意味合いは大きく変わります。
屋根がなければ野外の祭祀場。屋根があれば、完全に「建築物」としての神殿になります。
これは人類が「屋根」をどれだけ早い段階から必要としていたかを示す重要なポイントです。
有機物は遺跡に残らない
「なぜ屋根は残っていないのか?」という疑問に対して、答えは単純です。
木材や草、皮といった有機物は数百年、数千年という時間の中で必ず分解されてしまうからです。
例えば湿地帯や氷河の中で奇跡的に保存されるケースはありますが、
乾燥地や風雨にさらされる場所では残りません。
ですから、屋根の痕跡が見つからないことは「存在しなかった証拠」にはならないのです。
現代の家の屋根も同じです。
瓦や金属は長持ちしても、下地の木材や防水シートは20〜30年ほどで劣化していきます。
浜松市や磐田市のように台風の影響を受けやすい地域では、屋根修理や定期的な点検は欠かせません。
古代の屋根が消えてしまった事実は、現代の私たちに「屋根を守ることの大切さ」を教えてくれているようです。
夢とロマンを与える古代遺跡の屋根
古代遺跡を見て「ここに屋根があったのかもしれない」と想像することは、
単なる空想ではなく、人類の歴史を追体験することでもあります。
屋根があったとすれば、人々は雨風を防ぎ、家族や仲間と共に暮らしていたでしょう。
その姿は現代の私たちと変わりません。
過去に屋根修理を依頼されたお客様から「屋根が直って本当に安心しました」と言われたことがあります。
同じように「古代の人々も同じように屋根に安心を感じていたのではないか」と思います。
屋根は単なる建材ではなく、人々の生活と心を守る存在です。
古代遺跡に残る屋根の痕跡が少ないからこそ、私たちは想像を膨らませ、夢とロマンを感じることができるのです。
まとめ
古代遺跡には屋根の痕跡が残されていません。
しかし、それは屋根がなかったからではなく、有機物が時の流れの中で失われてしまったからです。
ストーンサークルやギョベクリ・テぺを調べていくと、人類が1万年以上前から屋根を必要としてきたことが分かります。
屋根は古代から現代に至るまで、人々の暮らしを守り続けてきました。
そして今を暮らす私たちにとっても屋根は大切な存在です。
古代の屋根にロマンを感じながら、現代の屋根を大切に守っていきましょう。
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