「欠陥住宅」問題はなぜ起きる?
2025.12.08 (Mon) 更新
みなさん、こんにちは(^^)/
静岡県浜松市・磐田市 屋根リフォーム・雨漏り・防災専門店の名倉ルーフです!
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。
「欠陥住宅」について第二弾です!
多くの人が不安を持たれている問題ですので、重複する内容もありますが繰り返し見ておきましょう。
特に不景気の昨今では、訪問販売の増加により屋根リフォームや屋根修理のトラブルが増えています。
つい最近も「特殊詐欺グループ」の主犯格が捕まってニュースになったばかりですよね。
暴力行為はないにしても、電話などであの手この手で騙してくる手口は枚挙にいとまがありません。
消費生活センターに寄せられる相談は、全国で年間1万件以上にのぼり、
そのうち約3割が屋根修理や外壁塗装に関するものなんだそうです。
悪徳業者は「不安」をネタに忍び寄ります。
正しい知識を学んでおくことで、不安なく屋根リフォームを進められる「判断基準」を身につけましょう!
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**欠陥住宅の定義**
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屋根リフォームにおける欠陥住宅とは、国土交通省が定める基準では
「構造耐力を損ない、または雨水の侵入を防止する部分に欠陥があり、住まいとして必要な品質を満たさない状態」を指します。
特に以下の状態は明確に欠陥と判断されます。
● 屋根からの雨漏り
● 防水シート(ルーフィング)の施工不良
● 瓦・スレート・板金の固定不良
● 施工後数年以内に屋根材が浮いたり剥がれたりする
● 規定外の材料を使用している
名倉ルーフでかつて点検した住宅では、築10年なのに雨漏りが発生していました。
調査すると、屋根材の下の防水シートが「タッカー止め」のみで固定されており、
本来必要な「重ね幅」が守られていませんでした。
このような工事は見た目では分からず、住み始めてから問題が顕在化します。
屋根は家全体を守る最後の砦であるため、欠陥が出ると
・柱の腐食
・断熱材の劣化
・カビの発生
・耐震性の低下
など、大きな損害につながり大規模な修繕が必要になります。
シロアリにやられてしまうのも、屋内に湿気があり虫の好む環境が作られることが原因です。
雨漏り対策は家を守る「要(かなめ)」なのです。
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**なぜ欠陥住宅が出来てしまうのか?**
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欠陥住宅は偶然ではありません。必ず「原因」が存在します。
屋根リフォームの場合は以下の3つが特に多い原因です。
■技術不足の職人による施工
屋根リフォームは専門知識が必要ですが、未経験者が作業するケースも多い業界です。
スレート屋根の塗装をしたばかりなのに、わずか2年で塗膜が剥がれ落ちたと相談を受けたことがあります。
原因は「下塗り材が塗られていない」ことでした。
正しい工程は
1、高圧洗浄 ⇒ 2、下塗り ⇒ 3、中塗り ⇒ 4、上塗り
ですが、工期短縮のために下塗りを省略したことが原因です。
これは「手抜き工事の典型例」です。
■極端に安い見積りによる手抜き工事
「屋根塗装 10万円!」
「今だけ半額!」
こんな広告を見たことがある人も多いかもしれません。
しかし、本来60~100万円かかる工事が30万円でできるはずがありません。
浜松市のお客様では、
・本来必要な棟板金の交換
・コーキング補修
が全て省かれており、工事後1年で棟板金が飛ばされる事故が起きました。
■材料の偽装・工程の省略
一見しただけでは気づかない悪質な手抜きもあります。
● 安い海外製材料を、高級材料として使用
● 必要な釘やビスの本数を減らす
● 下地の補修をせずに屋根材を貼る
名倉ルーフでは2000件以上の屋根点検をしてきましたが、不具合の約60%は「施工不良」によるものでした。
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**見積りの重要性**
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屋根リフォームのトラブルを避けるためには、見積書を「正しく読める」ことがとても重要です。
■見積書で必ずチェックすべき5つの項目
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工程が細かく記載されているか
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材料のメーカー名・品番が記載されているか
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保証期間・保証内容が書かれているか
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工事写真の有無
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総額と内訳が明確か
特に「屋根リフォーム一式」という曖昧な表現には要注意です。
素人には一見何が書かれているかよくわかりませんよね。
解らないことは何でも質問してください!
どんな疑問にもハッキリ答えられ、納得のいく説明が出来るかも業者判断のポイントです。
■相見積りで詐欺を防げる
あるお客様は、3社から相見積りを取りました。
A社:145万円 B社:162万円 C社:89万円
この中でC社だけが極端に安く、内容を確認すると「既存ビス流用」と書かれていました。
屋根は必ず「ステンレスビス」の新品を使う必要があります。既存ビスではサビが再発し、雨漏りの原因になります。
相見積りは「工事の質を見極める最強の方法」です。
どんな材料を使い、どのくらいの工期で、どのような工法でやるのか?
ご自分の住む家の問題です。たくさん質問して、いろいろと学んでおきましょう。
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**詐欺に合わないために**
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屋根修理の詐欺で最も多いのは「不安をあおる訪問販売」です。
■訪問販売の典型的な手口
● 「近くで工事をしていて、お宅の屋根が壊れているのが見えた」
● 「今すぐ修理しないと危険です」
● 「今日契約すれば半額にします」
浜松市の事例では、訪問業者が見せた写真が「他の家の屋根」でした。
お客様が不安になって契約してしまうケースが多いですが、絶対にその場で契約してはいけません。
■詐欺を防ぐ3つの行動
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屋根の写真を複数角度でもらう
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即決しない
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店舗が実在するか確認する
地域密着の専門店は、必ず実店舗があります。
実在しない業者は、工事後に連絡が取れなくなるケースが非常に多いです。
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**欠陥住宅はなぜなくならないのか?**
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欠陥住宅がなくならない理由は複数あります。
■業界の「下請け構造」が原因
大手リフォーム会社は、実際の工事を下請けに丸投げすることが多く、
・職人教育の不足
・品質管理のばらつき
・工程省略の発生
などが起きやすくなります。
地域密着型の屋根専門店は すべて自社管理 のため、品質が安定します。
■消費者が屋根を確認できない
屋根は一般の人が自分で確認できません。
そのため悪質業者が嘘をついても気づきにくいのです。
名倉ルーフで行った点検の約25%は「他社施工の不具合調査」でした。
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まとめ
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今回は重複する内容も多かったんですが
● 欠陥住宅の定義
● 欠陥が生まれる原因
● 見積書の重要ポイント
● 詐欺を防ぐ方法
● 欠陥住宅がなくならない理由
を詳しく見てみました。
屋根リフォームは家を守る大切な工事です。
屋根修理を安心して任せるためには、信頼できる専門店を選ぶことが何より重要です。
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