2025.11.16 (Sun) 更新
みなさん、こんにちは(^^)/
静岡県浜松市・磐田市 屋根リフォーム・雨漏り・防災専門店の名倉ルーフです!
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。
瓦屋根についての話題をもう少し深堀してみようと思います。
瓦屋根の瓦の色が部分的に変わっているのを見かけることがありますよね。
施工時には均一な色だったと思うのになぜだろう?
これって劣化のサイン?
とご自分の家の瓦の場合は不安に思うこともあるかもしれません。
確かにこの色合いの違いは、経年による変化です。でも一概に「劣化」というくくりでは語れません。
色が変わっても大丈夫な場合も、瓦屋根ならばありうることなんです。
じゃあ、なぜ色が変わってきてしまうのでしょう?
その辺を今回は探ってみましょう。
経年変化によって変わる理由にはいくつかあります。主に「材質」と「環境要因」の両面から説明できます。
🌿 1. 材質による違い
瓦には大きく分けて次のような種類があり、それぞれ変色の原因や程度が異なります。
■ ① 粘土瓦(陶器瓦・いぶし瓦など)
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陶器瓦(釉薬瓦)
→ 表面に「釉薬(ゆうやく)」というガラス質の膜が焼き付けられています。
→ 経年で釉薬層が紫外線・酸性雨・風摩耗によってわずかに劣化し、光沢が鈍くなったり、色がくすんだりします。
→ ただし色自体はあまり大きく変化せず、比較的安定です。 -
いぶし瓦
→ 焼成時に炭素を付着させて銀灰色を出しているため、
→ 経年により表面の炭素膜が酸化・風化・雨水の作用で薄くなり、
**黒っぽい灰色 → 明るい灰色 → やや赤み(下地の土色)**と変化します。
■ ② セメント瓦・コンクリート瓦
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表面に塗装が施されていますが、紫外線・雨風・凍結融解などで塗膜が劣化し、
→ チョーキング(白化現象)
→ 色あせ(退色)
→ 塗膜剥離
といった現象が起きます。
塗装の再塗り替えをしないと、どんどん色が薄くなっていきます。
☀️ 2. 環境要因
-
紫外線:日射の強い南面ほど色褪せが早いです。
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酸性雨・潮風:化学的に表面を侵食して変色を促進。
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苔・藻・カビ:湿気が多い面(北面など)では、緑や黒の汚れが付着し、見た目の色が変わります。
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大気汚染・黄砂:煤煙や微粒子が付着してくすみを生じます。
🕰️ 3. まとめ
| 原因 | 主な影響 | 対策 |
|---|---|---|
| 紫外線・風雨 | 光沢減少・退色 | 定期点検、表面保護 |
| 酸性雨・塩分 | 表面侵食 | 防汚コーティング |
| 苔・藻の繁殖 | 緑・黒の汚れ | 洗浄や防藻処理 |
| 経年酸化 | いぶし瓦の色変化 | 自然な風合いとして楽しむ |
瓦の色変化は「劣化」というよりも、「自然な風合いの熟成」として捉えることも多いです。
特にいぶし瓦では、経年による色味の変化が味わいとして好まれます。
ご自分の家はどうなんだろう?
名倉ルーフでは無料点検しておりますので、
不安を感じたらお気軽にお問い合わせください。
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