千葉の水害から住宅を考える
2026.08.17 (Mon) 更新
みなさん、こんにちは(^^)/
静岡県浜松市・磐田市 屋根リフォーム・雨漏り・防災専門店の名倉ルーフです!
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。
お盆休みはいかがお過ごしでしたでしょうか?
久しぶりの帰省でご家族が揃うのも、この時期ならではのことです。
そんなお盆休みの最中を、関東では大型台風が直撃し甚大な被害が出て毎日のように報道がされていますね。
2026年8月13日から14日にかけて、千葉県では線状降水帯が複数回発生し、
記録的短時間大雨情報も相次いで発表されました。
千葉市では24時間雨量が350mmを超えるなど、これまで経験したことのないような雨が短時間に集中しました。
今回の被害についてニュースを見る中で、屋根工事に携わる私たちが改めて考えさせられたことがあります。
それは、
「屋根は、雨や風から家を守る最後の砦である」
という当たり前のことです。
■ 雨が降ってからでは、できることが限られる
屋根の仕事をしていると、
「雨漏りしてから屋根を見てもらえばいい」
と思われている方が意外と多いことに気付きます。
しかし、実際には雨漏りが発生した時点で、屋根の内部や下地まで水が入り込んでいるケースがあります。
特に今回のような記録的な豪雨では、普段なら問題なく耐えている屋根でも、
- 屋根材のわずかなズレ
- 棟板金の浮き
- コーキングの劣化
- 雨樋の詰まり
- 瓦の割れ
- 防水シートの劣化
など、小さな劣化がきっかけになって雨水が侵入する可能性があります。
屋根は普段なかなか見る場所ではありません。
だからこそ、「何も起きていないときに確認しておく」ことが非常に大切だと感じます。
■ 屋根の被害は「見える被害」だけではありません
屋根が飛んだ、瓦が割れた、雨漏りした。
こうした被害は比較的分かりやすいものです。
しかし屋根屋として注意していただきたいのは、
一見すると大きな被害がないように見えるケースです。
例えば、屋根材が少し浮いているだけでも、次の強風や大雨によって被害が広がることがあります。
また、屋根材の下にある防水層まで傷んでしまえば、室内に雨漏りが現れるまで時間がかかることもあります。
「雨漏りしていないから大丈夫」
とは限りません。
災害後には、屋根の表面だけではなく、その下まで含めて状態を確認することが重要です。
■ 千葉県では過去の台風被害からも学ぶ必要がある
千葉県は、2019年の房総半島台風でも屋根を中心に甚大な被害を受けました。
屋根瓦の飛散や損壊、ブルーシートによる応急処置、
長期的な停電などが大きな問題となったことは、まだ記憶に新しいところです。
今回の災害を見ても、千葉県においては「災害は特別なもの」ではなく、
住宅を守るために普段から備えておくべきものだと改めて感じます。
もちろん、どれだけ丈夫な屋根にしても、自然災害を完全に防ぐことはできません。
だからこそ、
被害をゼロにするのではなく、被害をできるだけ小さくする。
そのための屋根の点検やメンテナンスが大切なのではないでしょうか。
■ 災害後の屋根には「二次被害」という問題もあります
災害が起きた後、屋根屋として特に気になるのが二次被害です。
強風や大雨によって屋根に不具合が発生した状態で、
さらに雨が降れば、そこから室内への雨水侵入につながる可能性があります。
また、屋根の上に上がって自分で確認しようとするのも非常に危険です。
災害直後の屋根は、
- 屋根材が滑りやすい
- 足場が不安定
- 飛散物が残っている
- 下地が傷んでいる可能性がある
など、普段以上に危険な状態になっています。
「ちょっと見てみよう」と屋根に上がるのではなく、まずは安全を確保する。
そして必要であれば専門業者に確認を依頼する。
これが何より大切です。
■ 屋根屋として伝えたいのは「災害が起きる前の点検」
屋根工事という仕事をしていると、どうしても
「雨漏りを直す」「壊れた屋根を修理する」というイメージを持たれがちです。
もちろん、それも私たちの大切な仕事です。
しかし本当は、
壊れてから直すだけではなく、壊れる前に気付くこと。
これも屋根屋の大切な役割だと思っています。
特に築年数が経っている住宅や、しばらく屋根の点検をしていない住宅では、
一度専門家に状態を確認してもらうだけでも安心につながります。
雨樋の詰まりや屋根材のズレなど、一見小さな問題が、
大雨のときには大きなトラブルにつながることがあります。
■ 「まだ大丈夫」が一番危ないのかもしれません
屋根の劣化は、室内からはなかなか分かりません。
そして、普段の生活では屋根を見る機会もほとんどありません。
だからこそ、
「雨漏りしてないから大丈夫」
「まだ何年も使えるだろう」
と、そのままにしてしまいがちです。
しかし、今回のような想定を超える雨が降ったとき、
普段は問題にならなかった小さな劣化が、一気に表面化することがあります。
自然災害そのものを止めることはできません。
でも、事前の点検やメンテナンスによって、住宅の被害を小さくすることはできます。
■ 屋根屋として思うこと
今回の千葉県の被害を見て、改めて自然災害の怖さを感じました。
被害に遭われた皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。
そして、屋根に携わる仕事をしている私たちとしては、
こうした災害を「大変だった」で終わらせるのではなく、
次の災害への備えにつなげていくことが大切だと考えています。
屋根は普段、家族からはあまり見えない場所です。
でも、雨の日も、風の日も、暑い日も寒い日も、ずっと家を守っています。
だからこそ、
「何か起きてから」ではなく、「何も起きていない今」こそ、屋根を一度見てみる。
それが大切な家を守る第一歩なのではないでしょうか。
屋根のことで気になることがあれば、小さなことでも構いません。
「これって大丈夫かな?」
そう思ったときが、屋根を点検するタイミングです。
私たち屋根屋も、皆さまの大切な住まいを守るために、
災害に強い屋根づくり、
そして早期発見・早期対応を大切にしていきたいと思います。
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